行政書士 加藤智成事務所のブログ

キャバクラ・スナックの店内の明るさは?

2016年12月6日

お総菜行政書士の加藤智成です。風俗営業や深夜酒類提供飲食店の営業を始められる時のお困り事でよく有るのが、

「お店の明るさは?」です。

お店の照明についてのお話しです。お店の明るさは、とても大事なポイントです。なぜならば、書類を警察署に提出した後に、警察官がお店へ検査に来ます。提出した書類通りのお店かをチェックします。検査の必須ポイントとして、照明が法令に適合しているのかを調べます。

お店に必要な明るさ

%e7%84%a1%e9%a1%8c(上の表の詳細画面をクリックして下さい)営業するお店に業態によって必要な明るさが変わります。明るさの単位はルクス(lx)と言います。(ウキペディアを参照→)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9

 

お店のドコの明るさを計るの?

お店のドコを計るのかという問題が出ます。お店の全ての場所を指すわけではありません。下記のポイントで明るさを計ります。

・飲食する店ではお客さんが使うテーブル、カウンター等食卓の食器を置く面

・飲食する店でテーブルがなく椅子だけ設置のお店は、椅子の座面

・飲食する店で和風の造りで畳敷き等の時は畳面

・パチンコ屋、麻雀店、ゲームセンターでは、パチンコ台やゲーム機筐体の前面、麻雀卓の上面

照明のスイッチの数は?

下の写真と図面を見ると、店内の照明は3基有ります。それぞれ3基の照明に3つのスイッチがついています。

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この時に注意したいのが、aのスイッチの照明だけで、3台全ての食卓に必要なルクスが賄えるかどうかです。aのスイッチで赤印照明を灯らせて、一番右側の食卓も必要なルクスが得られれば法令に適合しています。しかし、、、、aのスイッチだけで一番右の食卓に必要なルクスが行き届かない時は、許可が下りません!! なので、、、、

電気工事屋さんに頼んで、abcのスイッチをまとめて1個のスイッチで、赤印・緑印・紫印の照明を点灯させる様に工事する必要があります。この電気工事をお店検査までにキチンと済ませておくのが「ミソ」です。検査の時に、aのスイッチだけで一番右の食卓に必要なルクスが行き届かない場合は「工事をして下さい」と警察官に言われて、許可までに余計に時間が掛かります。

照明については、よく分からない時、間違った噂話で、許可が出るまでに意外なタイムロスに繋がる場合があります。営業許可に関する事柄は、行政書士にご相談すれば安心ですね。余談ですが当事務所にはルクス計も装備しています。ご不明な際は当事務所にご連絡下さい。

風俗営業, 飲食営業許可


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