豚の肉や内蔵も生食禁止へ
2015年8月17日
お惣菜行政書士の加藤智成です
暑いですが、まだまだ野外でのBBQや、焼肉の絶好のシーズンなので、こんな話題もどうぞ・・・
豚の肉や内蔵も生食禁止
平成27年6月12日から豚のお肉や内臓を生食用として販売・提供することが禁止されました。
元々、平成24年7月から、牛のレバーは生食が禁止されていますが豚のお肉や内臓も生食が禁止されました。
どうして禁止されたのか?
動物のお肉や内臓には、こんな菌やウイルスがいます
・カンピロバクター菌
・腸管出血性大腸菌やサルモネラのような病原性の細菌がお肉や内臓に付着していたり
・E型肝炎ウイルスなどの人に害を与えるウイルスや寄生虫に感染している場合があります。
これらの菌・ウイルス・寄生虫は、お肉や内臓の新鮮かどうかに関わりなく、もともと人間が飼育して管理された動物であったとしても存在します。これらの細菌・ウイルスから身を守るには・・・
「よく加熱してから食べる」につきます。
よく加熱する?と言われても焼肉屋さんやBBQでは、よく加熱されているかどうかが分かりづらいですが・・・
「お肉の色が中心まで、赤色から白色に変わった事」を確認してから食べることです
焼き肉屋になぜトングがあるのか?
焼肉屋さんでお肉と一緒にトングが用意されていますが、トングは決してマナーで用意されている訳ではなく、
加熱前のお肉はトングで扱い、加熱後のお肉は各自の箸で食することで、お肉へ菌・ウイルスの付着を予防する為なのです。
よくありがちな、気心しれた仲間だからトングを使わず各自の箸でお肉を焼いてしまう、とか・・・鍋奉行さんがトングでお肉をつかんで、焼けたお肉を各自のお皿に取り分けるなんて事はしてませんか?
菌やウイルスをまき散らす事に等しい行為です。ご自身が食中毒やE型肝炎にならないことに以外にも、周囲の方にも食中毒にさせないという思いで、気をつけましょう。