行政書士 加藤智成事務所のブログ

自動車運送事業を、始めるには・・・

2015年12月14日

こんにちは。お総菜行政書士の加藤智成です。最近お友達から、「運送業」を新規に始めるには?とのお問い合わせを頂きましたので、「運送業」についてご紹介します。

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運送業と一口に言ってもいろんな形状があります。その中で、トラックを使って荷物を運ぶ事業は、「貨物自動車運送事業法」という法律によって決められています。 そのうちで「一般貨物自動車運送事業」についてご説明します

「一般貨物自動車運送事業」とは・・・ 不特定多数の荷主さんから荷物を預かって有料で自動車を使って運ぶ事業です。
「一般貨物自動車運送事業」を始めるには、どんな流れかを説明します

1番 資金計画・担当役員、運行管理者、整備管理者、車庫、営業所の選定

2番 必要な書類の収集や申請書類の作成

3番 申請書類の提出と審査の期間

4番 許可の交付の連絡から交付式までの間にやること

5番 運輸開始届けの提出

1番 資金計画・担当役員、運行管理者、整備管理者、車庫、営業所の選定

商売での計画の基本「ヒト・カネ・モノ」を選定します。

a.ヒト 

以下の登場人物について選定して就任してもらいます。
担当役員・・・常勤の担当役員を決めます。法人で他の業種も兼業されている場合では、特定の専従の責任者の方を選定して頂きます。(いわゆる事業本部長みたいな方)。この担当役員の方は、運送業の申請中に「法令試験」を受験して頂きます。
運行管理者・・・運転者の勤務日程の作成、休憩施設の管理、乗務員さんへの指導監督、点呼による運転者の健康状態等の把握や安全運行の指示を仕事します。車両の台数が29両まで1人、以降30両ごとに1人ずつ追加で必要になります。
運行管理者になるには試験が必要で、試験には受験資格が必要で、基礎講座をあらかじめ受講しておくか、1年以上の実務経験が必要です)運管についてはこちらへ→http://www.tomonari-kato.com/blog/2016/09/16/333.html
整備管理者・・・日常点検や定期点検の計画をたてて、乗務員さんに励行させたり、整備工場に適切な点検修理を依頼や、点検結果に基づいて自動車の使用の可否をジャッジしたり、点検記録簿の管理、車庫の管理、整備員さんや乗務員さんに対しての監督指導が主な仕事内容です。貨物を運ぶ車両が5台以上のならば1人必要です。 (50台でも200台でも1人でOKです)
(これも資格が必要で、実務経験で整備工場、ガソリンスタント等で整備要員として点検・整備業務を行った経験が2年以上あることや、一級~三級の自動車整備士技能検定の合格者が資格要件を満たします)

b.カネ
やはりどの事業でも、資金計画についてみっちりと審査されます。以下の資金は預貯金など自己資金賄われているコトが要件です。

役員
乗務員さん
運行管理者 人数分の2ヶ月分給料&手当&ボーナス
整備管理者 人数分の2ヶ月分社会保険料
事務員さん (健康保険・厚生年金・労災保険の事業主負担分)
燃料費 (走行キロ数÷リッターあたりのキロ)×燃料1リットルの単価の2ヶ月分
油脂費 燃料代の3%
外注の修理代 1台○○円×保有台数の2ヶ月分
自社の修理代 1台○○円×保有台数の2ヶ月分
タイヤチューブ代 (月間○○本×1本の値段)×2ヶ月分
車両代 購入代金or
分割払の時は頭金と6回分の金額or
リースは6ヶ月分のリース料
地代と什器代 自社物件は購入費
賃貸物件は6ヶ月の賃料
保険料&税金 1年分の任意保険と自賠責、
運転資金 2ヶ月分

 

 

c.モノ 

車両や車庫、営業所、乗務員さんの休憩施設や設備についてです。

車両・・・5台(トラクターと荷台が外れるトレーラーは1対で1台にカウントします)lgi01a201308110000車庫・・・①営業所と併設が原則です(例外として営業所から10km以内でも可能です)
②車庫の出入り口に面する道路が保有する車両の大きさによって認められるか否か審査されますので、                お使いなるトラックがどのサイズかによって、借りる土地が変わってきますので、ここは要注意です。
③車両と車両の間隔が50cm以上に設定しなければなりません。
④もちろん、農地法、都市計画法、建築基準法に引っかかるのはアウトです!

休憩・仮眠施設・・・営業所か車庫に併設しなければならず、仮眠施設を作る際は、1人あたり2.5平方メートルの場所が必要です。

アルコール検知器・・・これは必須です! 乗務前に点呼で必要です!

 

今回は、パート1として「ヒト・モノ・カネ」にクローズアップして取り上げました。

次回は流れの「2番」以降についてお話します(次回があるか不安です!)

運送業


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